必需品
こんにちは、新刊目録の望月です。
6月のテーマは「時間」。
6月は10日に「時の記念日」もありますし、今年は6月30日夜12時(日本時間では7月1日9時)に"うるう秒"の挿入が行われるそうです。
普段何気なく流れていってしまう時間について、データ部メンバーが思うことを綴ります。
時間を知るために、かつて必需品だったもの。それは腕時計。
うっかり忘れた日には、駅の丸時計を確認したり、通りすがりのお店の時計をのぞき込んだり、電車の中ではつり革につかまる他の人の腕時計をどうさりげなく見るか苦労したり。
さまざまなワザを駆使して時間を知ったものでした。最終手段、「人に尋ねる」っていうのもありましたし。
しかしそういう機会も最近はなくなってきました。なぜなら、みなケータイを持つようになったから。
ケータイを見れば時間はわかるから、腕時計を忘れても困らなくなりました。
忘れても困らない...ですが、腕時計をしていない手首はなんだか無防備で軽くてなんだか落ち着かないと思うときがあります。ごそごそケータイを探すより、腕時計を眺めるスマートさも忘れたくないものですね。
あと個人的にないと困るときがあります。それは観劇前。上演中にケータイを鳴らすのは絶対にだめなので、忘れないうちに早めに電源を切るのが習慣になってるのですが、切ってしまうと開演までの時間がわからない!これが実に不便なのです。トイレに寄る時間はあるのかしら?と迷っているうちに5分前のベルが聞こえてきてあせったり。こういうときはやっぱり腕時計は必需品、と思うのです。