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戦後ドイツの偉大なる政治家 ヴィリー・ブラント

本日は「週刊新刊全点案内」1923号の発行日です。
掲載件数は1209件でした。

*こんな本がありました*

ヴィリー・ブラントの生涯

グレゴーア・ショレゲン 著
三元社(2015.7)


戦後ドイツの政治家で、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)の第4代首相を務めたヴィリー・ブラントの伝記です。東西冷戦の時代に、ソ連・東欧諸国との関係改善をはかる政策を進めた人物で、その一連の功績により1971年にノーベル平和賞を受賞しました。1990年のドイツ統一の基礎を築いたと言われています。

表紙には、1970年に、ポーランドとの国交正常化条約に調印したブラントが、ワルシャワ・ゲットー記念碑の前で黙とうを捧げている写真が使われています。ワルシャワ・ゲットーは、ナチス・ドイツ軍に対する抵抗運動が起きた場所です。両膝を地面につき、ナチスが犯した虐殺に対して謝罪の意を表すブラントと、その姿にカメラを向ける多くの報道陣。「ワルシャワでの跪き」と呼ばれるこの出来事が歴史的事件であったことを伝えています。

また、1972年には、ドイツとポーランドのあいだで、共通の歴史教科書づくりを通じて国家間の和解を促進する試み「ドイツ・ポーランド間の教科書対話」が実現しました。これもブラントによる東西対立の融和を進める政策の影響といわれています。


戦後70年。同じ敗戦国であり、同盟国でもあった日本とドイツがまったく違う歴史を刻んできたのはなぜなのか。ブラントの伝記を読むと、その理由の一端がわかるかもしれません。


現在、TRCブックポータルでは、今の日本がどのように形作られてきたのかを読み直す特集「戦後70年」をやっています。この夏の必読書が勢ぞろいしていますので、ぜひ一度ご覧ください。

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