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今年も沢山ありました(?)

本日は「週刊新刊全点案内」1944号の発行日です。
掲載件数は1596件でした。

2015年の最終号となります。
今年の「週刊新刊全点案内」掲載総件数は65201件でした。


*こんな本がありました*

図書に関わる仕事をしていると、やはりどうしても気になります「誤記・誤植」。
以前に同じ編著者による「誤植読本」が刊行されていますが、「誤植読本」がエッセイの集成であるのに対して、今回は小説が中心のアンソロジーです。


誤植文学アンソロジー 校正者のいる風景

高橋輝次(編著)
論創社(2015.12)

さて、手にとってみたのですが
「「校正恐るべし」「...おそるべし」同じ作品のしかも同じページ内でワレていると気になるなあ」「でも小説だしあえてか」
などと考えこんだり、
「「後世恐るべし」のもじりと書いてあるけどこっちは本来「畏」ではなかったかしら」
と辞書を引きにいったり、なかなか作品鑑賞が進まないのは、テーマがテーマなのでつい校正を意識して読んでしまうからでしょうか。
それとも、タイトルや著者表記の情報源による違いを、日々目を皿のようにして探しているカタロガーの職業病でしょうか。
解題に「校正者の統一ぐせ」なんていう言葉がありましたが、「統一ぐせ」はカタロガーのほうが強いかもしれません。


「週刊新刊全点案内」次号(1945号)は来年1月5日の発行です。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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