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具体的に考えてみると

本日は「週刊新刊全点案内」1954号の発行日です。
掲載件数は1289件でした。

今年の大河ドラマが真田丸になったからか、昨今のお城ブームのパワーか、お城関係の本がよく見られるこの頃。
あたたかくなって、ハイキングを兼ねて各地の名城めぐりも楽しいですよね。
お城を見るときのポイントはどこでしょう。すべてにおいて最高点のお城があるというのではなく、立地(三方を山に囲まれとか、石垣に良い石が取れる等)、形の優美さ・力強さ、そこで起こった大きな歴史的出来事...色々なポイントから楽しめるのがいいのでしょうね。

そんなことを思っていたら、具体的なお城の作り方が書いてある本がありました。
「城のつくり方図典 改訂新版」

三浦 正幸(著)
小学館(2016.2)

城地の選び方、石垣・天守・御殿の築き方から、城下町のつくり方まで、城造りのすべてがわかるとのこと。この本を片手にお城を訪れ、私だったらここに隠し扉をつける、甲冑などの装備はここに置けば出陣の際に便利だなどと、まるで家の間取りを考えるようにイメージを膨らませるのも楽しそうです。

そういえば、昔の人は現代の私たちよりも小柄だった、織田信長は背が高かった、豊臣秀吉は猿と呼ばれるだけあって小柄だった等の断片情報はありますが、昔の人の姿かたちを一覧出来たら、お城の設計をする際にも役立ちそうです。現代の家における家事動線ならぬ戦動線の良い間取りのように。

そんな思いに応えてくれる一冊も、今週号にありました。
「日本史有名人の身体測定」

篠田 達明(著)
KADOKAWA(2016.2)

歴史上の人物132人の身体測定をおこない、体形のイラストと略歴が掲載され、寿命や持病、死因等のデータも収録されています。同時代人同士がイラストで比較されているのですが、背格好は個人差が大きく、生活も大なり小なり異なり...昔も今も、暮らしやすい家・戦いやすい城を考えるのは大変そうです。

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