本日は「週刊新刊全点案内」1967号の発行日です。
掲載件数は1057件でした。
*こんな本がありました*
2016年はシェイクスピア没後400年にあたるそうです。
「あれ、一昨年も記念の年と言っていたような?」などと思ってしまったのですが、そちらは生誕450年記念でした。
ともあれ、節目の年ということで、毎月コンスタントに関連本が刊行されています。
今号掲載の2冊をご紹介。
"愛において、友を大切にする奴がいるか?"(「ヴェローナの二紳士」)
作品解説のしょっぱなから大きな文字でこうこられてびっくり。
各作品の頭に大書された引用句がなんとも恰好いいです。
一番有名な句というよりは、その作品を象徴する句、でしょうか。
「ハムレット」といえば、私には "生きるべきか~"しか浮かばないのですが、この本ではこの作品の項の頭を飾る句は...
気になる方は、是非実際にお手にとってご確認ください。
大図鑑の名のとおり、シェイクスピアの40戯曲と詩の登場人物・あらすじ、鑑賞と分析、舞台写真等がつまった、オールカラーの1冊です。
「シェイクスピアの生ける芸術」
(高山宏セレクション〈異貌の人文学〉)
ロザリー・L・コリーの主著「パラドクシア・エピデミカ」の姉妹篇にあたる大著の邦訳です。600ページ越え!内容的にも物理的にも、さすが没後400年記念出版の厚みです。