明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
3月の新設件名は5件でした。その中に「草木染」があります。
小学生の頃、草木染をやったことがあります。
行事のテーマが「古代人」。食事は火起こしからやって(でもメニューはカレーだったような)、図工の時間に作った土器をたき火で焼くなど、1泊2日古代スタイルで過ごす合宿でした。
その間に着る服も貫頭衣を用意しないといけなかったのですが、なかなか自宅で良い布が見つからずシーツを染めて作ることにしました。
庭の葉を集めて煮だしたところ、見たこともない泥色に。
地獄の釜ってこんな感じと思うような染料の出来上がりに内心大丈夫か?と思いましたが、洗って染めてを繰り返したら意外と落ち着いたベージュに仕上がってひと安心。
満足のいく古代衣装が出来たような記憶があります。
そんな訳で草木染の印象が個人的に残念なものになっていましたが、図書館で753.8染物の棚を見に行ったところ、最近では花や野菜の皮なども材料にしていて、台所で手軽に綺麗な色で染められるようです。
これが最初の印象だったら良かったのにと思うほどカラフルでした。
児童書だと工作や実験の本にも取り上げられています。
ちなみにその合宿、泊まる教室が理科室だったので寝静まるまでは本当に地獄だったことを思い出しました、昭和のお話です。