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謎はいつまでも尽きず

本日は、週刊新刊全点案内2019号の発行日です。
掲載件数は1128件でした。
今月の表紙はこちら。

p20170704.jpg

子供の頃、初めて海に連れていってもらった時、
砂浜に沢山奇麗な貝殻が落ちているのかと思ったら
実際は、割れていたり、割れていなくても、それほどのものでなかったり・・・
漸く、模様のきれいな巻貝を見つけた時はそれはそれは嬉しかった!(Juriさん)

*こんな本がありました*

さらに悩ましい国語辞典

神永 曉 (著)
時事通信出版局(2017.6)

辞書編集者を務める著者が、言葉の謎に頭を悩ませつつも様々なことについて解説をしてくれています。
最近よく聞く「忖度」の本当の意味とは?
「で」が「に」になったり「粟」が「泡」になったりと揺れの多い「濡れ手で粟」の話、
「施策」は「シサク」?「セサク」?などなど...。
ただでさえ時の移ろいと共に変遷していく言葉、これに関する謎というのはきっといつまでも尽きないのだろうな...と思わせてくれる、奥深い話に溢れた1冊です。

個人的にへぇーと思ったのは、「だらしない」の話。
元々は「しだらない」の言い間違いから生まれた言葉だそうです。確かにしだらないでも似たようなニュアンスは感じる...ものの、口にするときはだらしないの方がなじむような気がします。
言い間違いの方が用いられるようになった言葉は他にもあるようで、「山茶花(さざんか)」も元は「さんざか」だったそう。
最近では、「雰囲気(ふんいき)」をスマホで「ふいんき」と打ってしまっても予測変換に出てくるようになりましたが、もしかするとこちらも入れ替わってしまう日がくるのでしょうか...?

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