今月の雑記のテーマは、夏らしく「アイス」です。
今でこそ、いろんな味のおいしいアイスが簡単に手に入るようになりましたが、わたしが小さい頃は種類も味も限られていて、それでもアイスが食べられれば大満足していました。
今でも忘れられないのが、「宝石箱」というアイス。
これは多分、同世代の人にしかわからないのではないかと思いますが...。
クリーム系のアイスの中に、まるで宝石のように氷のかけらが入っているという、当時としてはかなり画期的なアイスでした。
お値段も、ほとんどのアイスが50円だった時代に、かなりお高めだった記憶があります。
夏休み、ごくたまーに庭の草むしりのお手伝いをすると、祖父が「これでアイスでも買ってこい」と言って千円札をくれ、きょうだい3人で近所のお菓子屋さんまで走っていき(まだコンビニのない時代...)、ここぞとばかりに宝石箱を買っていました。
子どもの草むしりなんてお遊び程度で、全然役に立っていたわけではないのですが、同居していながらも、普段から寡黙であまり話をしない祖父との、めったにない交流がこれでした。
今でも夏になると、懐かしく思い出されます。