京都〇回生
こんにちは。
データ部新刊 中村由美です。
明日から連休。紅葉を愛でにお出かけになる方も多いのではないでしょうか。
紅葉と言えば、日光、箱根、香嵐渓、立山、金沢、広島もみじまんしゅう?...そして京都。
ザ観光地といもいえる京都。紅葉もきれいですが、京都弁が飛び交う町家の界隈も、寺社仏閣も、和菓子をはじめとする食べ物も、どれも「雅だなぁ」と楽しめます。
生まれも育ちも東京東北部な私は、旅行で訪れた京都にすっかり魅せられて大学を場所で選びました。京都です。
住まいも場所が大切。はじめての下宿先は西陣にあるお風呂屋さんの二階に決めました。
ゆっくりできる朝は、西陣織の機織り機のカシャッカシャッという音で目覚め、山伏の装束や袈裟姿の修行僧の方々を横目に見ながら通学。
京都弁というか関西弁のマネごとをしていると、友人たちが「こうやで」と実演つきで教えてくれました。
興味深いラインナップの本屋さんや雑貨屋さん、ギャラリー、映画館。美味しいお菓子やコーヒー、パンのお店もほどよい範囲の中で色々なところにあり、講義もそこそこに散歩の日々。
11月は紅葉祭りに曲水の宴に歌舞伎の顔見世興行、12月は終い弘法に終い天神、大晦日にはをけら参り、年が明ければ初詣に初ゑびす、2月の吉田神社等での節分会に初午、3月の雛祭りが終わると気づけば春。円山公園の桜もきれいですが平野神社も見事ですし、鴨川べりの桜のトンネルを行くサイクリングはとても気分がいいです。5月は葵祭、6月は茅の輪くぐり、7月は祇園祭、8月は地蔵盆に五山の送り火、9月は観月会、10月には鞍馬の火祭...と行事も事欠きません。
学校に行くのがもったいない!となんとも本末転倒な学生生活を送っていましたが、周囲の協力もあり無事4年で卒業しました。関西では大学生の学年を〇年生ではなく〇回生と呼ぶのですが「5回生になってまう~~」と言いながら、レポートを書いたこともよい思い出になっています。
今は数年に一度訪れるくらいですが、相変わらずいつ行ってもどこに行っても楽しく、何回でも行きたい場所です。