読書の陰の立役者
本日は「週刊新刊全点案内」2036号の発行日です。
掲載件数は928件件でした。
今月の表紙はこちら。
紅葉した落ち葉の道をざくざく歩く、鮮やかで奇麗すぎる落ち葉を見つけては拾ってしまいます。
秋の空の青色にかざしてみたりする
鮮やかさが青と寒さと重なって!空と一体に!!(Juriさん)
*こんな本がありました*
秋も次第に深まり、木々が赤く色づくのももうすぐ、紅葉狩りが楽しみです。秋の楽しみはいろいろとありますが、読書もそうです。毎日本と触れ合っているため、逆になかなかどっしり腰を落ち着けて読書をしようという気持ちが昔ほどわかないのですが、秋はやはり別。古典的名著に取り掛かりたくなります。しおりを本にはさみながら少しずつ読み進め、今日は昨日より集中できたなとしおりをはさむ位置を前へ進め、だんだん右手側のページの厚みを感じるのも心がなんとなく満たされる瞬間です。
そんなしおりについて、気になる本がありました。
世界のしおり・ブックマーク意外史
猪又義孝(著)(2017.11 デコ)
残念ながら本の中身はゆっくり覗けなかったのですが、言われてみるまでしおりに歴史があるなど考えてもみませんでした。書物や文字に歴史があるように、しおりにあってもまったくおかしくないのに。これほどしおりのみにフィーチャーした本はこれまでなかったことについて著者本人も触れていますが微に入り細にわたりいろいろな視点でしおりについて語られています。
著者の方はしおり・ブックマークのコレクターのようで、海外の変わったブックマークも多く収録されていて装飾品のようにきらびやかなデザインのものや変り種などなど。こんな透かし模様の綺麗なブックマークを使ったらより読書の時間が心躍るものになりそうです。