8月は、毎週木曜日にデータ部川柳をお届けしています。今回は、データ部典拠&分類件名編。
さっそく参りましょう!
■典拠
67 11 25 88
(次は18)
こ、これはいったい?何かの暗号ですか?
解説はこの記事の最後に。
お次は世界各国の人名と格闘している典拠班らしい作品。
原綴 Ø(この字)があれば 北欧ね
(名前で世界一周)
どの国も あると思うな 姓と名
(そして一つだと思うな)
「思うな」という戒めに、身が引き締まります。
似た名前 親子かしらん どんぴしゃり
(専門分野もかぶること多し)
これも、たくさんの人名を見る典拠ならではの視点ですね。
あとがきや謝辞などでわかることもあります。
■分類目録
この方は モデルか 歌手か 俳優か
(多才な人の分類に悩む)
星野源 俳優? 歌手? or 文筆家?
(源ちゃん大好き)
これらの句のキーワードは7類。
おおざっぱに言うと、芸術分野の人はその分野で分類する、というルールがありまして。それゆえに活躍分野を気にしてしまうのです。
*伝記の分類については、こちらの解説をどうぞ*
ものがみな 数字に見える 帰り道
(分類修業中)
何を見ても、心の中で分類表の数字に置き換えてしまう現象。
分類あるあるでしょうか。
■さて、冒頭の句の解説です。
明治+67
大正+11
昭和+25
平成+88
次の元号+18
もうお分かりですね。和暦から西暦へと変換するときプラスする数字のことでした。
「昭和43年生まれ」であれば+25で「1968年生まれ」。
覚えておくと意外と便利です!