日々辞典にあたっています
明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
11月は2件の件名を新設しました。その中に「経営事項審査」があります。
私自身の不勉強で、最初、「経営診断や経営分析とは違うの?」と思ってしまいました。
建設、公共事業に関わる方にはおなじみ、でしょうか。
公共建設工事を請け負う建設業者は、経営に関する客観的事項について審査を受けなければならないと建設業法にさだめられており、その「建設業者の経営に関する事項の審査等」のことだそうです。
あまり新刊書では目にしないように感じていたのですが、実は毎年少数ながらも一定の刊行件数がありました。
件名を付与する作業をしていると、自分が知らない用語、普段曖昧に使っている言葉がいかに多いか思い知らされます。
今月は「人道支援」という件名も新規に採用しました。こちらもニュースなどで見聞きしてはいても、「定義は?」ときかれたら、「一応調べなおしてからお答えします」...となりそうな言葉ですね。