年の瀬ですね。
年末恒例企画「今年の一文字」も2018年最後の回となりました。
私の一文字は「瞠」です。みはる。目を大きく開いて見る、と辞書にありました。
今年、分類件名を担当する班に異動した私。
新刊データ作成は分業制をとっているため、これまで私が目にするのは既に分類件名を付与された状態のものでした。
異動したてのころ、真っ白なその部分を見てちょっと途方に暮れたことを今でも覚えています。
実際に作業に入ると、発見ばかりの一年でした。
たとえば、この本の主題は...と頭を絞り、まずは件名から攻めてみることにする。
どんぴしゃの件名があって「おお!」
そしてその件名から累積データを検索し、結構な件数が出てくるとまた「おお!」
自分の知らない分野は数多く、そこで営々と知識の集積が行われている。
その現場に立ち会えたような気分で小さく興奮し、しばしば自席でひそかに目を見開いておりました。
そして、家に帰れば子どもの成長に目を瞠る日々。
中でも昨年我が家に仲間入りした末っ子は、つい先日四足から二足歩行に進化したと思ったら、あっという間に奇声を上げつつ家中をのし歩くように(そしてこける)。良くも悪くも目が離せません。
あとは夕方になるとパソコン画面の文字が見づらくなって目を瞠る...それは加齢...
...ららら。
目薬の助けを借りつつ、来年も頑張りたいと思います。