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医師が書いた小説

本日は「週刊新刊全点案内」2102号の発行日です。
掲載件数は1247件でした。

*こんな本がありました*

SBS:乳幼児揺さぶられ症候群

ロバート・リース(著),溝口 史剛(訳)
金剛出版(2019.3)

タイトルそのままSBS(乳幼児揺さぶられ症候群)の本なのですが、普通の医学書とは色々違う。著者の立ち位置を理解するのに時間がかかりました。

SBSの診断が虐待の疑いを呼び、不幸な親子分離や訴追を生む温床になっている、との世論がある

→ 著者は虐待医学をリードしてきた医師。「50対50の大激論が医学会に存在する」ように見せ、「小児科医にかかると虐待にされるぞ」と不安を煽るマスコミ戦略。著者も批判にさらされる

→ 法廷サスペンス風小説を書いて、「冤罪」問題に取り組む法学者・実務家らの実態を描く

という流れのようです。
医者が書いた法廷小説というのが目新しく、付された解説には非常な熱量を感じました。

帯には「何人かの人が大声で繰り返し何かを叫んだ場合、内容の正確性はさておかれ、愚かな主張が長く抑圧された真実のように聞こえてしまう」とあります。

私にはこの本の主張がどこまで医学・法曹界・現実を反映したものなのか等見当がつかず、SBSで検索して出てきた虐待疑いで人生を壊されてしまった家族の話はとても他人ごととは思えず心が痛んだのですが、でもこの帯の言葉などは心に留めておきたいとも思いました。

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