教科書に出てくる万葉歌
今月のデータ部ログの雑記テーマは「万葉集および和歌」です。
学生時代の記憶。古文が苦手でした。
日本語のなりをしているのに、とても読みにくい。
「うつくし」を「美し」と訳すとバツになる。
一見、読めそうなのに、なかなか読み進められず
かえってストレスがたまります。
字面で読めた気になる漢文のほうが、よほど肌に合いました。
「令和」の出典が万葉集、フィーバーのときには、
令和の「令」で「律令」の令を想像したよ、
太宰府は大陸直結、梅の花は中国人大好き、
日本の古典から初出典っていっても大陸しか浮かばないね
と、ひねた感想しか出てきませんでした。
これで何を書けばいいのかと思っていたら、先週のエントリー。
反省しました。
ニュースにチマチマと突っ込みを入れるだけではなくて、
昔の人の心に想いをはせるぐらいの、器をもちたい。
いい年なのだから、飛鳥路をまわって
さきざきで歌を思い出せるぐらいの大人でいたい。
なにが万葉歌なのか、さえ忘れてしまっていました。
「これ、万葉集の歌だよね」と言える和歌を
一首も覚えていないのをまず恥じなくては。
虚心、大事。とりあえず「教科書 万葉集」で検索です。
春過ぎて夏来るらし白たへの衣干したり天の香具山
銀も金も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも
多摩川にさらす手作りさらさらに何そこの児のここだ愛しき
今みても、やっぱり意味はぼんやりとしかわかりませんが、
大らかでなかなかいいな、と感じました。