今月の雑記のテーマは「読書感想文」。
夏休みの宿題で、子供が困っていることを書くことに...と思っていたら、珍しく、「読書感想文は、ない!」(喜)とのこと。
というわけで、自分の体験を。
一番、印象に残っているのは、中2の夏休みの読書感想文の宿題です。
「ジャン・クリストフ」(ロマン・ロラン著)か、
「チボー家の人々」(ロジェ・マルタン・デュ・ガール著)
どちらかを選んで読書感想文を(枚数は忘れました)、でした。
読む量(文字数)が少ない方と考え、私は「ジャン・クリストフ」を選んだのですが(クラスで9割くらいは「ジャン・クリストフ」でした)、新潮文庫で4巻計2338ページありました。
1日60ページずつは読まないと夏休み中には読み終わらない...
読み終わるだけでなく感想文を書かないといけないので、もう少しペースを上げて、1日80~100ページずつくらい、しかも、英語など他の宿題よりも優先させて(感想文の方が嫌なので)、読んだような気がします。
最初はペースが上がらなかったものの、最後はかなりペースが上がったと記憶しています。
もっとも、読んだ後、感想文を書くのにかなり苦戦しました。
改めて図書を手に取ってみたところ、なんと第1巻の標題紙(!)に「最初は全部よみおわるかなあと思った」という鉛筆書きが... きっと感想文の冒頭にこんなこと(「よみおわる」は漢字に直して)を書いたのでしょう。
また、第2巻と第4巻の標題紙にも「P○○」と鉛筆書きがあり、そのページを開くと、印象に残った言葉に線が引かれていました。
どんな感想文を書いたのか、わかりませんが、長編(小説)が読めるようになったのは、この宿題がきっかけだったことは確かです。今となっては感謝です。