こんにちは! データぶう太です。
データぶー子先輩とのデータ部見学ふたたび、その3回目です。
ぶう太>「典拠」って何をしているんですか?
ぶー子>著者名(人名・団体名)典拠ファイルの管理をしているのよ。
図書の著者や件名として出てくる人や団体の名前について、調べるのが主な仕事デス。
ぶう太>本の「著者紹介」をもとにしているんですか?
ぶー子>まず図書にあたるのは基本ね。でも、日本人でも「よみ方」が書いていないことが多いの。参考資料やデータベースを使って調査しているのよ。
同姓同名の人もけっこう多くて、区別するのにも、同一人と判断するのにも気を遣うわ。
ぶう太>外国の人や大昔の人が出てくることもありますよね?
ぶー子>もちろんよ。今週も3世紀の中国の詩人や13世紀のローマ法王について調査していたわ。
綴りやよみ方が資料によって違っていることもよくあるの。複数の資料にあたった上で、ルールにのっとって、最適な形を決めているのよ。
よく使うのは「岩波世界人名大辞典」や「コンサイス外国人名事典」「コンサイス日本人名事典」「国書人名辞典」などなど...。
音楽関係の人なら音楽事典、宗教関係の人なら宗教事典...と各方面の参考資料を見るのよ。
ぶう太>この辞典の使いこまれっぷりがすごいなあ...。
ぶー子>ほんと、酷使してるわね...。