毎年恒例、12月の分類件名のおはなしは"今年新設した件名を振り返る"です。
(件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。)
離散数学
実験経済学
MaaS
フリースクール
ステレオタイプ
ロボット手術
アニマルウェルフェア
など、今年も多くの件名を新たに採用しました。
なかには
神棚
といったものも。
個人的に毎年ちょっと楽しみにしている動植物名では
じゃこううし
きばち
つのめどり
ガロアむし
パッションフルーツ
のらぼう菜
年々、件名に採用してはじめてどんな姿形かを知るものが増えています。
さて、今年はこの話題を避けては通れないでしょう。
新型コロナウイルス感染症
6月に新設しましたが、12月現在、実に313件ものTRC MARCにこの件名を付与しています。
医療・衛生の分類のもとだけでなく、他の分類のもとでも、例えば第1件名「租税特別措置」第2件名「新型コロナウイルス感染症」のように付与しています。
リモートワークに関する図書も多く出版され
遠隔会議
も新設しました。こちらは57件に付与しています。
ちなみに「テレワーク」は2017年に件名として使用を開始しましたが、今年になって67件のMARCに付与しました。
来年はどのような新主題の本が刊行され、どのような件名を新設することになるのか。
気持ちが明るくなるような件名もたくさん新設できることを願いながら過ごす年の瀬です。