日本には実にさまざまな「○○の日」があります。今日が何の日なのかを調べ、それに関するいろいろを紹介してしまおうというこの企画(不定期掲載)、本日は第16回目です。
1月18日、歴史をさかのぼってみると、様々な出来事がありました。プロイセン王、ヴィルヘルム1世が皇帝に即位しドイツ帝国が成立した日であったり、イギリス人のキャプテン・クックが西欧人として初めてハワイ諸島を「発見」した日なのだとか。
日本では、「明暦の大火」、別名「振袖火事」が起こった日でした。木造家屋が今より多く、家々が密集していた江戸では度々火事に見舞われ、そのなかでも甚大な被害を引き起こした火事で、江戸の三大大火のひとつに数えられます。
明暦3年(1657年)1月18日に本郷丸山本妙寺から出火し、さらに別の場所でも相次いで火が上がり、翌日19日まで江戸城をはじめとする市中の広範が延焼しました。この大火を機として、江戸の都市計画が進められ、火消の制度も改められたようです。
「振袖火事」と呼ばれる所以は、一説には、このようなものがあります。病死した娘を菩提寺の本妙寺に葬りましたが、その娘が着ていた振袖の古着を着た娘2人がいずれも3年続けて同じ歳、同じ月日に次々と病死してしまい、その因縁に驚いて大施餓鬼の火に焼き捨てた振袖が、火のついたまま舞い上がって本妙寺本堂に燃え移り、江戸中を焼き払ったという伝説です。
現代では火事が起きたら119番ですが、さて今日は「118番の日」が記念日に制定されています。前述のとおり消防は119番、警察は110番。では118番は?
この番号は、海で事件・事故にあった際の海上保安庁の緊急通報用電話番号です。有事に備えて慌てず迷わず落ち着いて行動できるよう、覚えたいですね。