明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
2021年3月は2件の件名を新設しました。そのひとつに「成年」があります。
『ジャパンナレッジ デジタル大辞泉』によると、
人が完全な行為能力を有するとみなされる年齢。日本の現行制度では満20歳だが、令和4年(2022)4月から18歳に引き下げられる。(以下略)
とありました。
以前は法律に関係する成人には「民法-総則」と「成人期」の
2つの件名を使用していましたが
「成人期」の件名の参照分類は143.6 壮年心理、本来は心理学的な発達段階を表わす言葉なんですね
来年から成人年齢が18歳に引き下げられることから
関連書籍が増えたので「成年」の新設に至りました。
今後は
成年→法制度に対して用いる
成人期→心身の発達段階に対して用いる
となります。
親の同意がなくても契約ができる年齢が18歳に引き下げになります。
結婚ができる最低年齢が女性は16→18歳に変更されることで、
男女とも18歳に揃うこともあれば、
飲酒、喫煙、公営競技は20歳据え置きなど、
変わらないものもあります。
変更事項がたくさんあって一度に把握するのは大変そうです。
成人したのがだいぶ前なので脳が追い付いていませんが
少しずつでもアップデートしていこうかと思います。
「図解超早わかり18歳成人と法律」
↓こちらは「目にやさしい大活字」
「図解超早わかり18歳成人と法律」
(目にやさしい大活字)