断ったり、謝ったり、離れたり
今日は「週刊新刊全点案内」2212号の発行日です。
掲載件数は842件でした。
*こんな本がありました*
「文豪たちの断謝離 断り、謝り、離れる」
豊岡昭彦 高見澤秀(編)
秀和システム(2021.6)
断捨離ではなく、断"謝"離。
申し出や誘いを断り、人に謝り、人や物から離れる(別れる)こと。(まえがきより)
日本を代表する文豪たちが、どのように断り、謝り、人と離れていったかを、おもに、残された書簡から探る本です。
文豪といえど、故人といえど、プライベートなお手紙を見るのは、なんとなく気がひけますが、それでも(だからこそ?)発表する前提でしっかり形づくられた作品群とはひと味違う文章は、やはり面白い。
書簡集ではないため、手紙は基本的に単独で掲載されており、前後のやりとりは詳しくわからないのですが、「一体どういう頼み方をされてこういう断り方になったんだ」「こんなこと言われてこのあと相手はどうしたのだろうか...?」「その後の二人の関係は...」と想像をふくらませるのも楽しいです。(え?俗っぽい?)
断ったり、謝ったり、離れたりするためのお手紙を書く機会があったら適宜参考にさせていただくとします。
参考に...なるだろうか。