「ときめく」わかる「ときめく」
今日は「週刊新刊全点案内」2213号の発行日です。
掲載件数は961件でした。
*こんな本がありました*
「ときめく貝殻図鑑」
寺本 沙也加(文)
山と溪谷社(2021.6)
思えば幼いころから海の楽しみと言えば貝殻拾いでした。せっかく珍しく海に来ているのに、しゃがんで足元の狭い範囲をじっと見て、熱心に手で砂を掃く。広い場所でなぜそんなに細かいことをと思わぬこともないですが、そんなことは気にしません。一つでも多くの素敵な貝殻を見つけたい欲望でひそかにギラギラしています。
できれば少しも欠けていないくて程よい大きさのもの。色や形が美しく、珍しければなお良い。といっても、私が簡単に行ける海岸では素敵な貝殻にお目にかかれることはあまりなく・・・。
わざわざ探してみたことはなかったけれど、貝殻にも図鑑があるのですね。(当たり前ですが)完全な形をとどめた素敵な貝殻がたくさん載っています。
自然の中で生きものが作り出すものなのに、ごく小さい時から決まった法則で少しずつ大きくなる貝殻。不思議な形、繊細な形、独特の色艶。図鑑の中の貝殻を取り出して、手に取っていろんな角度から眺めたい。それは叶いませんが、たくさんの種類を網羅的に見ることが出来るのは、やはり図鑑の良さですね。