釣り
本日は週刊新刊全点案内2236号の発行日です。
掲載件数は867件でした。
*こんな本がありました*
長辻象平(著)
河出書房新社(2021.11)
日本人が釣りを娯楽として楽しむようになったのは、江戸時代からなのだそうです。
殺生を戒める仏教の教えが大きな影響力を持っていたそれまでの時代では、漁師以外の人が遊びとして魚釣りをすることは、忌むべきことだったそう。
戦乱の世が終わり太平の時代になった江戸時代、かつての戦闘集団である武士階級が始めた遊びのひとつが釣りでした。
やがてそれが庶民の間に広まり、旗本夫人や町のご隠居、将軍様までもが、釣りに興じるようになったとか。
怪談や古日記、当時刊行された入門書や釣り道具などを紹介しながら、江戸の釣り文化の魅力を紹介しています。