明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
11月の新設は7件でした。そのうちの1つが「ドードー」です。
かつてモーリシャス付近に生息していたハト目の鳥です。飛べず、警戒心が薄く、巣を地上に作るというのどかな生態だったため、島にやって来た人間や外来種に捕食され17~18世紀に絶滅してしまいました。ちなみにドードーの名の由来は、ポルトガル語で「のろま」だという説もあるそうで、名前も大変不憫です...。
個人的には「不思議の国のアリス」でドードーという存在を知りました。あの挿絵のイメージで私の中のドードーはダチョウぐらいのサイズ感だったのですが、実際は七面鳥よりやや大きいサイズだったそうです。
今回新設したのはこちらの本。日本にもドードーが来ていたらしい...というお話でとても面白そうです。
「ドードーをめぐる堂々めぐり 正保四年に消えた絶滅鳥を追って」