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旅の浪漫、食堂車 ~今週の一冊~

本日は週刊新刊全点案内2239号の発行日です。
掲載件数は1160件でした。

*こんな本がありました*

「鉄道の食事の歴史物語」

ジェリ・クィンジオ(著)
大槻 敦子(訳)
原書房(2021.12)


旅行も自粛せざるを得なかったこの2年。

海外旅行、国内旅行。飛行機の旅、船の旅...。
いろいろ妄想してしまった方も多いのではないでしょうか。

私もその一人。

中でも思い出したのは列車の旅(と食べ物)。
旅先も楽しいものですが、そこまでの移動の時間も心が浮きたつもの。
さらに食事とくれば一大イベントです。

食堂車に恐る恐るお茶をしに行ったことを思い出します(コース料理は目玉が飛び出す価格だったのです...)。素敵なお皿に乗ったケーキとお茶があって、なのに窓から見える景色はどんどん流れているという非日常感...。

食堂車もかなり少なくなってしまったようですが、またあの非日常感を味わう日は来るのでしょうか?

同時刊行のこちらもあります。


「船の食事の歴史物語」

サイモン・スポルディング(著)
大間知 知子(訳)
原書房(2021.12)


こちらの帯の背は「食べても食べなくても命の危機」

「食べないと死ぬ」はもちろんですが、食べても...とは、なんともシビア!
強靭な胃袋と運が大事...。

旅には出られなくても、それなりに安全でおいしいものが食べられることに感謝しなくては。

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