クラシックやジャズの世界では名盤と呼ばれるCDがあります。
もう故人となった演奏家や指揮者のCDが、なんども再発売されています。指揮者では、カラヤンやバーンスタインがいまだに人気ですし、ジャズではマイルス・デイヴィスをはじめ、チャーリー・パーカー、ルイ・アームストロングだって現役です。毎年、ばんばん発売されています。
そうなると、いったいいつ頃の演奏なのか? ということが気になりませんか?
彼らのような大御所は、同じ曲を何度も録音しています。全盛期の録音を購入したい。あるいは、若い頃の演奏を聴きたいとか、聴き比べをしてみたいとか思いますよね。
録音された時期をAV MARCにもたせたいとずっと考えておりましたところ、このたびのMARC改訂にあわせて、実現しました。
349A:会期・会場の注記を新設し、日本語の情報源に録音年月・会場が明記されていた場合に、入力いたします。
まだ始めて2週間ですが、
バド・パウエルの演奏、「収録:1954年6月ほか」
マウリツィオ・ポリーニのピアノ演奏、「録音:1974年6月、7月 ミュンヘン」
ブルーノ・ワルターの指揮、「録音:1959年1月31日ほか ハリウッド(以下略)」
などなどありました。順次、TOOLiに登場いたします。
TOOLiでは、こんなように見えます。
もしめあてのアーティストとその録音年がわかっていれば、検索できます。
「アーティスト等」にアーティスト名を入力し、「すべての項目」に「〇〇〇〇年」と入れればOK。
50年前、60年前の録音がいまだに新たな聞き手を獲得している。なんて長生き! アーティストはあの世へ行っても、その演奏は絶えることなく生きていて、愛され続けているのです。
注記は、最近の録音にも入力しています。たとえばこのように。
「録音:2021年3月25日ほか/埼玉、三芳町文化会館(コピスみよし)」
あっ、地元のホールで録音されている! といった発見もありそうです。
遡ってのメンテナンスは難しいため、2021年以前に作成したMARCにはありません。
少しずつ増えてゆきますので、何卒よろしくお願いいたします。