にぎやかな言語の世界
今週の1冊
本日は「週刊新刊全点案内」2243号の発行日です。
掲載件数は1093件でした。
*こんな本がありました*
「羊皮紙に眠る文字たち再入門」
黒田 龍之助(著)
白水社(2022.1)
本書は、スラブ語学をこよなく愛する著者が、日本ではあまり知られていないスラブ語の奥深く魅力的な世界を語り尽くす一冊。
翻訳書や語学書などでたびたび見かけるラテン文字やキリル文字も、元を辿ればインド・ヨーロッパ語族がスラブ語派、ゲルマン語派、ロマンス語派などに枝分かれし、さらにスラブ語派内でも東西南と語群が分かれ、東スラブ語群から派生したのがロシア語・ウクライナ語・ベラルーシ語で...とその歴史は実ににぎやかです。
スラブ語がどう生まれ、どのような道を歩んできたか。
「文字は怖くない!」を合言葉に、「言葉のかたち」から見たスラブの言語文化にふれることができます。