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引っ越し先は...火星?!

今日は「週刊新刊全点案内」2245号の発行日です。
掲載件数は925件でした。


*こんな本がありました*

本気で考える火星の住み方
(ワニブックス|PLUS|新書)

齋藤潤(著)
ワニブックス(2022.2)


人類の火星への興味は、地球人が宇宙の中で孤独な生命体なのか、それとも地球人以外の生命体が宇宙(しかも地球からそんな遠くない、会える可能性があるところ)に存在しているのか、というところから始まったのかもしれません。

先日、地球では生物にしか作れない=地球であれば生命の証拠とみなされる炭素を含む岩石をNASAの探査車「キュリオシティ」が火星で発見したという研究結果が学術誌に発表された、という『ナショナルジオグラフィック』の記事を読みました。だからといって、火星に生命の痕跡があった、と結論づけるには程遠いということですが、過去の火星は地球と同じように海に覆われており、いまでも火星の地下には大量の氷がある、などの探査結果と合わせて、地球以外の惑星での生命の存在(それがはるか昔だったとしても)の解明に近づきつつあるのを感じる人も多いのでしょう。そして高まる、火星移住への宇宙開発の野望...。

火星はどんな星で、大気や地形、水はどうなっているのか、そして火星に住むために必要なこととは何なのか。「はやぶさ」の開発メンバーだった著者が、大真面目に検討し、解説したこの本。SF好きな方も、フィクションではない火星の話を読んでみてはどうでしょうか。

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