今月の雑記のテーマは「先生・師匠」。
もうすぐ新学期ですね。
高1の娘は「2年の担任、誰だろう。〇〇先生ならいいな。△△先生は絶対に嫌!」などと話しています。
私も、高校最後のクラス替えのときに「絶対あの先生だけはいやだ!」と思っていた先生がいました。
そして見事、その先生が担任のクラスになってしまいました...。
生徒指導が厳しいことで有名だった英語担当のI先生。
先生に用事がある際は教官室の入り口で「3年E組〇番、〇〇(自分の氏名)、I先生に用があって参りました! 入ってもよろしいでしょうか?」と叫ばなければならず、そのとき一歩でも敷居をまたいでいようものなら「おめぇ、もう入ってんじゃねえか!」と怒られ、一歩さがってまたやり直したものです。
授業中はとんでもない緊張感が漂い、居眠りする生徒など皆無。
生徒を指名する際は時計の秒針で指名する生徒の出席番号を決め、名前ではなく「No.〇〇!」と呼ぶため、時計をにらみながら「時よ、すすめ...」(あるいは、とまれ)と念じていました。
卒業後数十年が経った今も、当時の出席番号を覚えている友人がいます。
生活指導や授業の厳しさとは逆に、学級日誌のコメントは笑えるものが多かったり、誕生日にクラス全員でプレゼントしたセーターをその場ですぐに着てくれたりと、振り返ってみると高校生活で一番印象深い先生でした。
娘の高校生活にもそんな出会いがあることを期待しています。