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キラキラおめめの可愛い子(でも脚は8本)

本日は「週刊新刊全点案内」2255号の発行日です。
掲載件数は1191件でした。

*こんな本がありました*

「ハエトリグモハンドブック」増補改訂版

須黒 達巳 (著)
文一総合出版(2022.4)

職場に来る本で、写真を見ないようにして作業する本があります。
外科手術、インプラント、ムカデ、毛虫など...。

そんな時は、写真を視野にいれながらも、できるだけ焦点をぼかして見て、活字のある位置を探します。活字が見つかったら、しっかりゲラと見比べてチェック。作業が終わったら、そそくさと次のチームに図書を回します。

今回もタイトルを見て、そんな感じかと思いきや、意外にも大丈夫などころか、むしろ見て楽しい本でした。

家の中でよく見かける、小さなピョンピョン跳ねるクモ。
「ハエトリグモ」という種類なのですね。

小さくて手足も短い、あまりおどろおどろしくないクモです。
主に児童書で、数年に一回は本が出ているので、人気の題材と言っても良さそう。

今回と同じ著者の本が6年前にも出版されていて、その名も

「世にも美しい瞳ハエトリグモ」

なんてインパクトのあるタイトル。そして表紙の写真が素晴らしい。

クモの目を美しいかもなんて思ったこともありませんでしたが、言われてみれば、今回の本の表紙にも様々な色のハエトリグモが、宝玉のような黒目をキラキラ光らせて並んでいます。

ぬいぐるみのように白い毛が生えているクモマハエトリ。
青緑色の光沢があるマスラオハエトリ。
なかなかの器量よしです。

手のひらサイズのアシダカグモや、丸々としたジョロウグモばかり見てきて、クモには苦手意識があったのですが、上京して以来、見掛けるのはこんなハエトリグモぐらい。

これなら、ちょっとかわいいかも。今度見掛けたら、そっと観察してみようと思います。

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