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蘇る古生物

本日は「週刊新刊全点案内」2267号の発行日です。
掲載件数は1082件でした。

*こんな本がありました*

化石の復元、承ります。

木村/由莉(監修)
ブックマン社(2022.7)

夏休みといえば恐竜博に行くのが楽しみだった子どもの頃、
迫力の全身骨格標本にわくわくした記憶があります。

化石の発掘から、3DCGモデルを起こし、レプリカ模型の製作、
そして博物館での展示企画デザインまで、古生物復元師と呼ばれる
様々なプロフェッショナルの手によって作り上げられる、展示の表舞台の裏側を知ることができる一冊。
今は失われた古生物たちの姿や生きていた環境を現代に活き活きと蘇らせる、デジタル復元やレプリカ標本。
インタビュー形式で、実際の作業風景の写真や図も多く掲載されていて類まれなる技術や現場の雰囲気を学べます。

監修者が統括する国立科学博物館での展示「化石ハンター展」が7/16から開催されています。
化石ハンター、ロイ・チャップマン・アンドリュースは映画インディー・ジョーンズのモデルのひとりとなった人物です。図書の表紙に描かれているサイのような生き物の復元標本は展示の目玉のよう。
コロナ禍になって以来ご無沙汰でしたが、博物館の空気を久しぶりに味わいたくなりました。

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