9月の雑記のテーマは「お祭り」です。
小さい頃から度々住居を点々としましたが、いつも生活のなかに、程よく近いお寺や神社があったように思います。
節目のお参りはもちろんですが、普段も友達とふらっと遊びに行くような、
青々とした木々や彩り豊かな花などに包まれて自然の移ろいをなんとなく感じられる、そんな身近な場所でした。
関西から関東へ引っ越した中学時代は、西と東の違いに馴染めるか不安でしたが部活が一緒だった友達とよく、近くにあるお寺へ遊びにいきました。
一遍上人が開いた時宗総本山のお寺で、境内には大きな池もありゆったりしていて、夏になるとお堂につづく坂道に屋台などのお店が並ぶ夏祭りへ出かけました。
ヨーヨー釣りをしたり、たこ焼きを食べたり、お揃いのガラス細工のキーホルダーを買ったり、同じ地域の友達の友達や、その家族のひとたち、地域の人々と同じ共同体に組しているという一体感を感じられる、すこし特別な時間でした。
部活帰りに寄って、夜ごはんを食べてからまた覗きに行ってと何度も足を運んでいた気がします。近くを離れてからは、盆踊りも現在はおこなっているようで、とても気になります。
最近ではなかなかお祭りへ行くこともなくなってしまいましたが、地域の賑わいを感じられるその地ならではの雰囲気を、もっと体感してみたいと地元を離れてから思うようになりました。
例年出かけていた地元の夏の夜の灯篭祭りは今年は行けませんでしたが、来年は行けるといいな。