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箱の中の中庭

11月の雑記テーマは「箱もの」。
芸術の秋、企画展など足を運びたい場所は数あれど、今月は建物そのものに注目してみます。

「箱もの」という新しい建物のイメージが強いですが、今月すでに掲載した2回の雑記は古い建物を活用した美術館でした。データ部員の趣味の傾向が見える気がします。

そして今日ご紹介するのも、やはり古い建物。図書の調査でしばしばお世話になっている「国立国会図書館国際子ども図書館」です。

国際子ども図書館の建物は、1906年に帝国図書館本館として建設されました。そのため「子ども図書館」という可愛らしい名前に似合わず重厚な外見です。ホールや閲覧室に入ると、シャンデリアや、装飾のある円柱、寄木細工の床などが豪華で、非日常的な景色にわくわくします。

なかでも私が一番気になっているのは中庭。帝国図書館として建築された部分と、改修後に建築された部分の両方に囲まれたそこで、いつかお茶かランチでもしたいな(付設のカフェテリアがあるのです)と思いつつ、調査が終わるや否やそそくさと図書館を後にするのでした。

ちなみに、こちらは森鷗外の旧居からほど近く、しばしば足を運んだろう(お隣の国立博物館は一時期鷗外の職場でもありました)ことを考えると、鷗外好きの私としては更にワクワクしてしまいます。

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