深海の世界を覗いてみると
今日は週刊新刊全点案内2308号の発行日です。
掲載件数は786件でした。
*こんな本がありました*
美ら海トワイライトゾーン知られざる深海生物のワンダーランド
佐藤圭一(執筆・監修)
産業編集センター(2023.5)
世界最大級の屋内水族館とも呼ばれる沖縄の美ら海水族館には、トワイライトゾーン(中深層世界)で生きる深海生物が展示されています。
本州の海では水深100mともなれば真っ暗ですが、沖縄の海は透明度が高く、僅かなブルーライトが海底に差し込むことによって紺碧の世界が広がり、そこには普段なかなか目にすることのない美しい生物たちが多く生息しているそうです。
沖縄の海は広く、深く、特に未知なる領域である深海の最深部まで到達することは宇宙を旅するよりも困難なんだとか。
そんな沖縄のトワイライトゾーンで水族館の飼育員さんが撮影した生物たちの貴重な写真や生態を紹介した1冊となっています。
ページをめくると見たことも聞いたこともない生物ばかり。
試しに生物名をネットで検索してみましたが、情報はほとんど出てこず、まだ解明されていないことの多さを感じさせます。
美ら海水族館というとジンベイザメが人気ですが、深海生物のワンダーランドの中から皆さんもお気に入りの一匹を見つけてみてはいかがでしょうか。