7月のテーマは「舞台・ミュージカル」です。
リピート観劇はほとんどしないのですが、この春3回観に行った公演があります。
理由は主に2つ。都内3会場で公演が行われたこと、そして、観客投票によってエピローグの内容が変わるマルチエンディングだったこと。
とある条例を検討し始めた〇〇区のタウンミーティング。
壇上で行われる"有識者"のパネルディスカッションを聴いた後に、条例について「賛成」か「反対」か投票を行う...という設定です。
観客は、そのタウンミーティングの"参加者"として、舞台上で展開されたパネルディスカッション部の終了後、実際に「賛成」か「反対」かの投票をします。そして数分後に集計結果が発表され、賛成多数か反対多数かでエピローグが変わるのです。
(正確に書くと最初の会場では集計結果は掲示のみ。エピローグが観られたのは後半の2会場です。)
難しそう...という印象を与えてしまったかもしれませんが、コメディです。
とにかく面白かった、の一言に尽きるのですが...舞台上で議論されていることを、自分ゴトとして考える(考えなければならない)感覚はいつもの観劇とはまた違って新鮮でした。
ちなみにエンディングですが私は片方のバージョンしか観られなかったので、台本も購入。
最初にも書きましたが、今回の公演は都内の3会場で行われました。作品の性質上、会場ごとに受ける印象が全く違ったことも複数回観劇をせずにいられなかったポイントです。
内容的に図書館の集会室などでもできるのでは?むしろリアルで面白いのでは?とも思っています。再演の際にはどこかの図書館が会場にならないかな...と勝手な妄想をして勝手にワクワクしています。