明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
7月は3件の件名を新設しました。
そのうちの1つが「読書バリアフリー法」です。
正式名称は「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」といいます。
法律名の件名を新設する際に、どの形を採用するかは基本的に他の件名と同じで、BSH、NDLSH、辞典等、図書に多くあらわれる形の順で優先的に採用する形を決めています。
今回は「読書バリアフリー法」の形で辞典、図書にありましたので、その形で件名を新設しました。
件名標目表や辞典類の見出しは通称や略称のことが多いように思います。正式な法律名はえてして長く、80字越えなどということもありますので...
件名としなかった正式名称は典拠ファイルの参照形を作成し、採用した件名にアクセスできるようにしています。
"法律名件名の参照形が長い!"のは"件名あるある"ですね。
図書館も大きくかかわる読書バリアフリーというテーマに関連しては「点字図書」「大活字本」「録音図書」「DAISY」「電子書籍」「電子図書館」「障害者サービス(図書館)」といった件名もありますので、あわせてご活用ください。