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今年の大河

本日は「週刊新刊全点案内」2339号の発行日です。
掲載件数は1048件でした。

今月の表紙はこちら。

p20240109.jpg

夏はかき氷、冬はお汁粉。
体も心も温まるお汁粉のイメージです。

街の甘味処でいただくのも良いけれど
1月11日の鏡開きに
(鏡餅型のプラスチック中に切り餅が入っている現代風もありますが)
すっかり乾いてヒビだらけの鏡餅をたたいて割って、こんがり焼いてお汁粉に!
(Juri)

*こんな本がありました*
紫式部愛の自立

石村きみ子(著)
国書刊行会(2023.12)

日曜日から大河ドラマが始まりました。
今回の舞台は平安朝。源氏物語の作者、紫式部が主人公です。

源氏物語は日本文学の中ではずっと人気があり、関連本もしばしば目にしますが、この秋は大河の解説本から、関心の波に乗った?専門書まで、かなりたくさんの本がデータ部に来ていました。

ここ4年間の、「紫式部」「源氏物語」を件名としてもつ図書を検索して、件数を比較してみました。

2020 2021 2022 2023
紫式部 32 28 16 126
源氏物語 18 22 14 72

実に前年比8倍近く。源氏物語でも5倍強です。
とても増えていますね。

今回の主人公、紫式部の名称は、苗字や家族の官職からつけられる通称(候名)です。「式部」は父・藤原為時の官職から、「紫」は源氏物語の「紫上」からとられたといわれています。本名は作中では「まひろ」とされていますが、明らかになっていません。この辺りも人名典拠を仕事にしている身としては、興味のあるところです。

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