今回は、デジタルアーカイブシステムADEACで2023年秋以降に公開・更新された機関についてご紹介します。
◇『成城大学/民俗学研究所デジタルアーカイブ』(12月12日新規公開)
成城大学民俗学研究所の所蔵資料によって構成されたデジタルアーカイブです。
日本における民俗学の創始者である柳田國男の直筆原稿・メモ・絵葉書を公開しています。
キーワードによる検索に加えて、発表された著作物のタイトルから執筆の基になった原稿・メモを探すこともできます。
絵葉書では書き込まれた文字を活字化して目録に入力しているため、読むのが難しい手書き文字の内容もすらすら読むことができます。
◇『富山市コンベンション・薬業物産課/薬業資料のデジタルアーカイブ』(1月11日新規公開)
全国を巡って販売する置き薬で知られ、300年以上の歴史と伝統を持つ「富山の薬売り」に関する資料390点を公開しています。
宣伝用の印刷物や、くすり売りが得意先におまけとして配った紙風船など、素敵なデザインの資料がたくさん含まれています。
◇『田川市立図書館/筑豊・田川デジタルアーカイブ』(11月27日追加公開)
地域に関する様々なテーマの記事をまとめた「新・田川紀行」を追加公開しました。令和5年に刊行された田川市の歴史や文化に関する最新の資料です。
デジタルアーカイブ内の他の資料・情報と組み合わせて、小・中・高・大学生の「総合的な学習」「調べる学習」に活用していただけます。
今回のご紹介は以上です。
今年も年度末に向けてデジタルアーカイブが次々に公開・更新されます。どうぞお楽しみに!