雑誌の思い出
2月の雑記のテーマは「雑誌」です。
世の中にはこんなにも多様な雑誌があるのか、と驚いたのはTRCで雑誌データの作成に携わったことがきっかけでした。作成チームに加わって日が浅い頃、無骨なハンマーの佇まいの美しさについて数ページにわたって紹介していた雑誌(専門雑誌ではなく一般向けだった)をニッチな世界だなとときどき思い出します。
なんでもWebで検索すればある程度の情報が手に入る昨今でも、鮮度と確実性の高い専門的な情報を届けてくれる雑誌は、近場の図書館でも、いつも雑誌コーナーが賑わっていることから需要を感じます。
振り返ると自分自身は雑誌を買う機会はあまりなかったのですが、友達が学校にこっそり持ってきてみんなで眺めた「なかよし」をなつかしく思います。セーラムーンやレイアースが当時人気で、自分も話に加わりたくて買ってみたのですが、マンガよりもたくさん雑誌に付いている付録の方に夢中になりました。
何枚ものシールのセットに、そのシールを自由に挟んでコレクションできる2穴タイプのちいさな手帳、それからレターパッド。
自分でもおなじタイプの手帳を手作りして、クラスメイトとはペンフレンドと称し手紙交換やシール交換をしたりして過ごしていました。子どものおこづかいでは毎月は買えないのでマンガのストーリーはちっともわからず、「なかよし」か「りぼん」か「ちゃお」のなかで目に留まったノートやペンなどの付録があったときに付録だけ収集していました(笑)そういえば父親が買っていたアウトドア雑誌「BE-PAL」に毎号ついてくる鳥や魚のイラストのシールもいつももらっていたなと思い出しました。
今でもつい、大人になると選び放題とばかりにシールをつい買い集めてしまいますが、あの頃に文房具やらこまごました何やらが好きな土台が形成されたのかなと思います。当時のシールセットはいまも実家の机の引き出しのどこかで眠っています。