地球からロマンを追う
本日は「週刊新刊全点案内」2353号の発行日です。
掲載件数は1169件でした。
*こんな本がありました*
まじめにエイリアンの姿を想像してみた
アリク・カーシェンバウム(著),穴水 由紀子(訳)
柏書房(2024.4)
もし地球以外の星にも生命がいたら、どんな姿をしているだろうと想像を膨らませたことのある人も多いのではないでしょうか。
動物学者の著者によるこの本は、エイリアンの姿や進化を地球の動物のそれを参考にしながら考えています。
地球の人類が無線を扱い始めたのはほんの150年前だそうです。つまり地球からの無線が宇宙に届くとしてもその範囲はたったの150光年先まで。
たどり着くまでに何千光年もかかる星がたくさんある宇宙に、地球の人類と同じくらいの文明を築き上げている生命体がいたとしても、それを知ることはまだ不可能といえます。
そんな中、我々が知る唯一の生命が育まれてきた星である地球を前提にしてエイリアンについて考えるのは、堅実な方法なのかもしれませんね。
生命こそ今はまだ見つかっていませんが、いてもおかしくない環境の星は見つかっているようです。
果たして一番最初に見つかる地球外生命はどんなものなのか、これからが楽しみですね。