明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
5月の新設は1件でした。「官報の発行に関する法律」です。
これは官報の発行主体、官報に掲載すべき事項、官報の発行の方法など、官報の発行に関する事項を定めるものです。
官報の創刊は明治16年(1883年)7月2日にさかのぼります。
以来、国の法令や公示事項を国民に周知するという役割を担ってきました。
この法律の主眼はずばり、官報の電子化。
官報は創刊以来ずっと紙の印刷物として発行されてきましたが、今回、官報の発行はウェブサイトにより行われることが規定されました。
行政機関もデジタル化を求められる時代なのですね。