水無月は和菓子の月
本日は「週刊新刊全点案内」2360号の発行日です。
掲載件数は829件でした。
江戸時代に関する本を読んでいたところ、「嘉祥」というお殿様が菓子を家臣に賜る行事がでてきました。旧暦ですが6月16日の行事です。さかのぼると平安時代に起源があるという説もあるよう。
それにちなんで現在も6月16日は全国和菓子協会制定の「和菓子の日」なのだそうです。
もうすぐ「和菓子の日」ということで
*こんな本がありました*
「和菓子の愉しみ ながめて、愛でて、味わう工夫×新しい和菓子24×基礎知識」
(暮らしの図鑑)
堀部美奈子(著)
翔泳社(2024.6)
季節ごとの和菓子、意匠、東西の違い、器選び、お茶や珈琲とのペアリング、包み紙の活用方法、材料や道具、歴史など、実にさまざまな方向から和菓子の楽しみ方を紹介してくれる一冊です。
伝統的なものだけでなく、最近の和菓子のページもたっぷり。
「こなし」や、羊羹、薯蕷饅頭を作ってみたりもできます。
自分で作れば羊羹の固さを自分好みにできる!あまり自分ではお菓子作りをしない私には目から鱗でした。
そういえば、「水無月」といえば6月の異称ですが、和菓子にもこれを名としたものがありますね。京都で6月30日に食べる慣習とのこと。
今年は私も水無月の菓子おさめを水無月でしてみようかと思います。