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エアチェック

7月の雑記のテーマは「本との出会い方」です。
久々の「本」テーマでお届けします。

高校生の頃はラジカセでラジオの音楽番組を聴いていました。
良さそうな曲がかかったら、すかさずラジカセの録音ボタンを押す。録音後に何度か再生して楽しみ、飽きたら消去して、カセットテープを何度も何度も上書き録音する。
そうして音楽を楽しんでいました。

ある日、気になるアルバムがラジオで紹介されました。
(アルバムとは、ここではLPレコードのことです。当時はまだコンパクトディスクが初物で、作品によっては発売されていたかいないか...な時代。)
アルバムタイトルは「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」。
アーティストはセンス・オブ・ワンダー。
銀河ネットワーク? クジラが歌を歌う? 録音ボタンを押しました。
が、聴いてもよくわからない曲だった。
アルバムは小説が原作のイメージアルバムとのこと。
なら原作を読んでみよう、と最寄りの図書館へ出かけ、本を借りてきました。


「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」
(ハヤカワ文庫 JA)

大原まり子(著)
早川書房(1984.4)


が、読み終わっても、やっぱりよくわからない。
同じ著者の他の本も読めばわかるのかな。
そして図書館にあるだけ、大原まり子の本を次々と読みました。
いいかもと思った話もあれば、かなり苦手な話もある。
どの作品も文章そのものは読みやすいように思ったのだけれども。
...難しい。
...わからない。
でも読むのをやめられない。

このブログを書くにあたり、当時利用していた実家近くの図書館のOPACで検索してみました。
私が利用したのは分館でしたが、中央図書館に蔵書あり。
ある! 私が読んだの全部が中央図書館に1冊ずつある!
今とても幸せな気分です。

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