« きょうのデータ部☆(7/24) | メイン | 地域の本 探せます ~MARCや検索のはなし~ »

はじまりは何も思い出せない本から

7月の雑記のテーマは「本との出会い方」です。

小学生のころ「図書館から本を探してきて読みましょう」という時間がありました。
図書館の利用方法を学ぶための時間だったのか、単に時間ができてしまった授業だったのかは記憶にないのですが、ただ「分厚い本を読むのかっこいい!!!!!」と思っていたことだけは明確に覚えています。
そのような動機で私は図書館にある一番分厚い(と思った)本を選びました。
残念ながら、それがなんの本だったか、どんな内容だったか、何も思い出すことができません。
かつての私は「分厚い本を読むかっこいい私」を演出するためだけに本を選び、難しくて全く内容が入って来ない本のページを無理やりめくっていたのです。


無理矢理分厚い本を選び読んでいた私も、そのうち厚さのある本もきちんと読めるようになりました。
その中のひとつがペギー・スーシリーズです。
ちなみに、読み始めたきっかけは「2学年上の姉が読んでいたから」で「2つ上の学年の子が読む本を読んでいる私かっこいいだろ!」と思っていました。
しかも海外文学という通ぶれるものだったもので、他に見せつけるように読み、そしてあの独特の世界にひきいこまれていきました。

かくして見栄を張りまくっていた私ですが、今でも電車で本を読んでいると「本を読んでいる自分」を俯瞰で眺める自意識がわいてきます。いい大人になっても何も変わっていません。

コメントを投稿

(投稿されたコメントは、TRCデータ部の営業時間内にアップいたします。投稿から掲載までお待ちいただく場合がありますがご了承ください。なお、メールアドレスはTRCデータ部から直接ご連絡する場合にのみ使用いたします。第三者への公開・提供はいたしません。)

2024年7月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

アーカイブ

全てのエントリーの一覧

リンク