本日は週刊新刊全点案内2368号の発行日です。
掲載件数は1054件でした。今月の表紙はこちら。
絵に描いた様な入道雲、遥か海原に船、優しい波音、心地よい海風・・・・
真夏の静かな海をぼんやり眺めている
そんなイメージです。
(Juri)
先月、夏休みという季節柄か、虫に関する本がこの頃多いという記事がありました。おもしろそうな本はないかなと眺めていたところ、今週も昆虫の本が多い印象。
しかし虫はちょっと、いやかなり苦手...。読めたら視野が広がって楽しそうだなと思いますが、なかなか手に取れません。
ほかに視野が広がりそうだなという点で気になったのはこちら。
*こんな本がありました*
やわらか宇宙講座
東洋経済新報社 井筒智彦/著(2024.8)
ミクロな虫の世界から一転、広大なマクロの宇宙の話になりますが、
遠くて身近な存在である宇宙について、いろいろな切り口から
タイトルの通り読みやすい対話形式の文章で解説をしてくれます。
宇宙に果てはあるのか論争や、必ず習う相対性理論とは?
そもそも宇宙って一体なに?など、根源的な疑問についても
やわらかくかみ砕いた説明がされています。
この世界の物質は5%しか解明されておらず、残りの95%は観測もできず未知の物質・エネルギーで占められている(といったような)ことを以前科学館で知り、
私たちが生きる世界の大部分のことはいまもなにもわからないのだなと
畏怖と興味でとてもどきどきしたのですが、
そんなどきどきを味わえる本として、夏休みの読みものにもおすすめです。