TRC MARCに分類や件名を付与するタイミングで、その本の「利用対象」も付与しているのをご存知でしょうか?
その本がメインターゲットとしている年齢・学年や、「教員向け」「医療従事者向け」「研究者向け」などがわかるようにしています。
特に児童書や絵本については、大変便利に使っていただけるのではないかと思います。
よくご質問を受けるのが、「どうやって利用対象を決めているのですか?」ということ。
基本的にはその利用対象を付与する根拠を探します。
本自体に対象年齢が書かれていれば、それに合わせて利用対象を付与します。
本に見当たらなければ、その本の出版者さんのホームページを確認。「これから出る本」の紹介ページなどがあり、そこに対象年齢・学年が書かれていればそれを参考に。
本にもホームページにも記載がなかったら...ですが、シリーズものであればそのシリーズで揃えることを原則としています。また絵本や物語であれば、登場人物の年齢を参考にすることもあります。
幼児向けの絵本、といっても、その内容はさまざまです。文字がほとんどなくファーストブックとして親子の時間を楽しめる赤ちゃん絵本から、小学校入学直前のお子さんが読むような文字が多めのものもあります。
そこで、TRC MARCの利用対象では、「0~2歳」「3~5歳」と細かく設定しています。幼児全体を対象とする「幼児(0~5歳)」もあります。
小学生以上についても「小学生」「小学1~2年生」「小学3~4年生」「小学5~6年生」「中学生」「高校生」という利用対象を設定しています。小学生といっても、入学したばかりの1年生と、しっかり成長した高学年では読む本も全く違いますからね。
そんな利用対象、TOOLiではプルダウンから複数選択して検索することができます。
ほかの検索項目と組み合わせることで、「中高生向けの税金の本」「小学校中学年・高学年向けのSDGsの本」などといった検索をすることができますので、ぜひ使ってみて下さい。