大きさ ~MARCや検索のはなし~
月末にお届けしている「MARCや検索のはなし」、今回は大きさについて取り上げたいと思います。
本の形態に関する事項のひとつとして、MARCには大きさの項目を入力しています。
測るのは背の高さで、cmの単位で、小数点以下の端数切り上げで入力します。
・実測21cm→「21cm」
・実測21.2cm→「22cm」
・実測21.8cm→「22cm」
見ためにはほぼ同じ大きさの21cmの本と21.2cmの本は、MARCでは「21cm」と「22cm」になってしまいますが、切り上げにするのは書架に収めることを考慮しているため。
大きい方に寄せて入力した方が、棚に入らなくて困ったということになりません。
背の高さよりも横の長さの方が大きい本(横長本)や、背の高さと横の長さの方が同じ本(枡形本)、背の高さが横の長さよりも2倍以上大きい本(縦長本)は、「縦×横」の形で以下のように入力します。
・18×23cm(横長本)
・20×20cm (枡形本)
・30×15cm(縦長本)
小型本で背の高さが10cm未満の場合は、小数点以下1桁までを端数切り上げで入力します。
・8.7cm
反対に背の高さが1m以上もある大型本もありますが、この場合も単位はmではなくcmで入力します。
たとえば「100かいだてのいえ」シリーズの絵本は、背が高くて細長い縦長本ですので
・116×21cm
となります。