人間らしさとは?
本日は「週刊新刊全点案内」2416号の発行日です。
掲載件数は800件でした。
*こんな本がありました*
「人間やめて、動物になってみた」
高橋書店(2025.7)
タイトルに惹かれて手に取った1冊。
この本では、人間と動物を比較し、人間がほかの生き物になってみたことを仮定して、科学の知識から想像を膨らせませた「もしも」について描かれています。
パラパラページをめくってみるとさらに興味深いテーマが。
"プラナリアみたいに何度でも切られた体を再生してみよう!"
小学校の理科の時間に実験したことがあったなと懐かしく思いました。
プラナリアの体は10個に切られても、死んでしまうことなく10個のプラナリアが再生されます。
このように、単純な細胞でできているプラナリアは複雑な構造の人間とは違い、再生能力を持っています。
ですが豆知識として、たとえば人の腕や指が切断されても、すぐに手術すれば時間はかかるものの元通りにくっつけることができるんだそうです(ちょっとぞっとしました)。
「からだ」のほかにも「生き方」や「愛」の違いなど、様々な生き物になってみることで、人間にしかできない、人間だからこそできることなど、人間らしさとは何かについて改めて考えさせられる1冊でした。