「づ」は「ズ」 ~典拠のはなし~
今回の典拠のはなしは、読み(カタカナ形)の記録の方法について。とは言っても、MARCのタイトル読みとも共通のルールのはなしです。
次のような著者名が出た場合、読み(カタカナ形)はどのように記録するでしょうか?
望月/次郎
図書のルビ:もちづき・じろう
典拠ファイルのカタカナ形:モチズキ,ジロウ
伊地知/三郎
図書のルビ:いぢち・さぶろう
典拠ファイルのカタカナ形:イジチ,サブロウ
「づ」は「ヅ」ではなく、「ズ」
「ぢ」は「ヂ」ではなく、「ジ」
に置き換えて記録します。
これは「日本目録規則」に定められたルールに準拠しているためです。
一部を引用すると、
「日本目録規則 2018年版」(NDC2018)
#A.1 片仮名記録法
#A.1.1.5 「ヂ」、「ヅ」
「ヂ」、「ヅ」は、「ジ」、「ズ」と記録する。
このルールに従うため、一般的なルビの方法とは異なります。
ヨミ順の配列に配慮されたルールで、図書館ならではですね。
明日8/9(土)よりデータ部は夏季休業に入るため、ブログの更新をお休みさせていただきます。再開は8/18(月)の予定です。よろしくお願いいたします。