一度は観てほしいけど、何度観てもつらい
今月の雑記のテーマは「戦争をテーマとした本・映画・ドラマなど」。
戦争もののアニメといえば、真っ先に出るのが「火垂るの墓」ではないでしょうか。
つい先日の終戦の日にもテレビで放映していましたね。
「火垂るの墓」は映画館で観た世代なのですが、なんと、「となりのトトロ」との二本立てでした。
先に「火垂るの墓」を観たのですが、観終わったあと、「こっちが先で本当に良かった...!」と心の底から思いました。それくらいボロ泣き状態...。
その後の「あっるっこー」にどんなに救われたことか。
「火垂るの墓」は子どもたちには絶対に観てほしいのですが、やはり辛いのは辛いので、平和のありがたさを感じられる「トトロ」と合わせて観ることをお勧めします。
実は、「火垂るの墓」はアニメよりも先に漫画で読んでいました。
なぜか父親が好きだった、滝田ゆうという方の漫画で、ガロ系なので正直子ども向けではないのですが、うちにある数少ない漫画だったので、うすら怖さを感じながらこっそり読んでいました。
漫画の方がどんなだったかすっかり忘れていたのですが、このタイミングでちょうど文庫に収録されていました。
「戦争と漫画 焦土の記憶」(ちくま文庫)
山田英生(編) 滝田ゆう(ほか作)
筑摩書房 (2025.8)
野坂昭如原作の小説の漫画化ですが、ものすごく短いストーリーでありながら、エッセンスはアニメとちゃんと同じです。
原作小説、漫画、アニメと、3作品を比較してみると面白いかもしれません。